気が付けば、今日から師走(12月)です。
年を取るほどに、1年の時間が経つことを短く感じるようになりました。
今年も、あと1月ありますが、夏の異常な暑さだけが記憶に残った1年のように感じています。
この年を取るほどに時間の経つことを早く感じることを「ジャネーの法則」と呼ぶようです。
19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネーが発案した法則だそうですが、「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価される。」という現象だそうでして、生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢に反比例する、ということだそうです。
まあ、若い人ほど年齢という分母が小さいために1年の時間を長く感じ、年長者ほど分母が大きいために短く感じるということのようですが、若い学生の皆さんには、長く感じる時間も、感じ方の問題で、決して長くはないということですから、今年度の残りの4か月も大切にしてください。
ちょっと意味合いは異なりますが、「少年老い易く学成り難し」という故事にも通じることがあるかもしれませんね。
吉江